マスクには色々な種類があります。「ガーゼマスク」「不織布マスク」「サージカルマスク」「防護(防毒)マスク」の4つが今まで主流と言われてきました。
最近では”PITTA MASK(ピッタマスク)など、新たに「ポリウレタン」素材のマスクも増え、通気性の良さから利用される人が増えてきました。通気性が良い=インフル・コロナ(ウイルス)をの感染を防ぐことができないというマイナスな点もあるのも事実です。
しかし、飛沫の感染を防ぐ効果はあります。大切な人をはじめ周囲の人にうつさないためにもマスクをすることは大切です。
ポリウレタンマスクは、ウレタン素材のためどうしても変色(黄ばみ)してしまいます。変色(黄ばみ)で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。。。
本記事では、ポリウレタンマスク特有の変色(黄ばみ)の原因、変色(黄ばみ)を防ぐことは可能か?また、変色(黄ばみ)を落とす方法について紹介します。
ポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)の原因
ポリウレタンマスクの素材でもある、ポリウレタンはウレタンゴムとも呼ばれるプラスチック素材です。ポリウレタンの特徴は多数ありますが、マスクに関係あるものでいうと以下の特徴があります。
・柔軟性と弾性に優れている
・引っ張られることに強い
・油に強い
・耐熱性に弱く熱の影響を受けやすい
・空気や湿気の影響を受けやすい
・紫外線の影響を受けやすい
ポリウレタンマスクを「短所」にさらすことで劣化し変色(黄ばみ)を引き起こす原因ということです。
ポリウレタンマスクで色により黄ばむ・黄ばみやすいとい差はありません。同じポリウレタン素材でできているからです。白色だと黄ばみが目立ちやすい、黒やグレーなど濃い色ほど黄ばみは目立ちづらいといううわさもありますが。
黒色以外は、しょうじき微妙なところです。。(自分は気になります・・)
ポリウレタンマスク変色(黄ばみ)を防ぐことは可能?
ポリウレタンマスクは、数日経つとすぐに黄ばんでしまいますよね。ポリウレタンの性質上黄ばみを完全に防ぐことはできません。しかし、前述の「短所」を防ぐことで変色(黄ばみ)を抑え、遅らせる(防ぐ)ことは可能です。
ポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)を抑え、遅らせるには、以下のことを守ることで変色(黄ばみ)を抑え、遅らせることができます。
・空気中に触れないように管理する
・口で息をしてマスクを湿らせない
・屋外・直射日光を避ける
一目見ただけで、「あっ無理・・・」と思いますよね。どうみても、すべてを行うのは不可能です。
ご自身の周りの人で、ウレタンマスクをしている人も多いですよね。その人たちの中で、この人は変色(黄ばみ)が早いな、あの人は変色(黄ばみ)が遅いなという人を見かけたことありませんか?
ないですよね。(そんなに人のことを見てないという人もいるかもしれませんが汗)
少し話がそれますが”自分が思っているほど他人は気にしてない”ということも多いので、これに限らず気にし過ぎは良くないです。
すべての人に共通して言えるのは、「空気中に触れている」ということです。つまり、空気に触れていることで、ポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)が発生ていると考えられます。
開封して2週間使うの忘れてしまい放置してしまったマスクです。使ってないのにここまで黄ばむのか・・・(就寝用に使うので問題ないですが。。)
ポリウレタンマスクの黄ばみを遅らせる(防ぐ)方法
シップロックを使い、ポリウレタンマスクを保管することで変色(黄ばみ)を遅らせることが可能か検証してみました。
通常であれば3~4日程で、黄ばみが目立ってしまっていますよね。ジップロックでしっかりと真空状態に近づけて保管することで黄ばみが目立つのを防ぐことが可能です。
普段、カバンやポケットにそのまま入れていたり、就寝前に置いたまま保管しているという人はジップロックで真空状態にして保管してみて下さい。
どうですか?新品と同じ白さとは言えませんが、1週間経過しているわりに結構白くないですか?(新品のストックがなくて比較の写真がなくてすみません・・)
普通に保管するよりも確実に黄ばみを防ぐことはできますが、マスクの使用時間などは人により異なるので、個人的があると思いますのでご注意ください。
ポリウレタンマスク変色(黄ばみ)を落とす方法
結論からいうと、ポリウレタンマスク変色(黄ばみ)を落とす方法ありません。
ポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)は、黄ばみの原因で紹介した通り、汚れなどによるものではないからです。つまり、洗剤・漂白剤・重曹・服の黄ばみ落とし類で洗っても、汚れているわけではないので全く効果はありません。
落とす汚れがないので、白くならなくて当然です。
ポリウレタンマスクは洗うことでマスクについたウイルス・ホコリ・花粉を落とすことができ、衛生的に使うことができます。しかし、洗いすぎることで劣化しマスクとしての性能も低下します。
いくらポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)を落とすことが可能であったとしても、見た目だけの問題であり、落とすために何度も洗っていては性能は低下してしまします。つまり、お金をかけてゴミを洗っているようなものです。
見た目がキレイだと、つい使い続けてしまうという人も多いと思いますので、変色(黄ばみ)してきたら捨てて、新品と交換すると良いのではないでしょうか。
マスクの本来の目的を忘れてはダメ
マスクは織編物(天然繊維・化学繊維)や不織布をもとに作られています。口・鼻をおおい、ウイルス・ホコリ・花粉などの粒子が体内に入るのを防ぐ、また風邪などのくしゃみや咳の飛沫を防ぐために利用するモノです。
本質として、「粒子の抑制」「衛生的」「飛沫防止」である必要があります。つまり、衛生的でウイルス・ホコリ・花粉などの粒子が体内に入るのを防ぐことができ、飛沫を防ぐことができるかが重要ということです。見た目ばかり気にして洗いすぎては、マスクの劣化が進み性能が低下してしまいますので本末転倒です。
“洗うことで性能が低下するとはいえ、マスクがないよりもあった方が良いでしょ!”という声があるのも分かります。しかし、各メーカーのパッケージに記載されている回数以上洗ったり、推奨されていない洗い方を行ってしまうと事実としてマスクの意味がないということです。
例えるなら、マスクから鼻を出しているようなものです。
“とりあえずマスクをつけているだけ”では効果ないですよね。つまり同じことで、ポリウレタンマスクの変色(黄ばみ)を落とすことができたとしてもメーカーの指定回数洗ったころには性能は落ちています。変色(黄ばみ)を落としてまで使う価値がないのです。
まとめ
今回の記事をまとめます。
・ポリウレタンマスクはつけ心地が良いが黄ばみやすい。
・ポリウレタンは性質上黄ばんでしまう。
・黄ばみの原因は汚れではないので洗剤では落とせない。
・黄ばむ主な原因は「空気」に触れることが原因の可能性が高い。
・手軽にポリウレタンの黄ばみを落とす方法はない。
・マスク本来の目的を考えると、新品を買うのが一番。
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