ノートPCをサブディスプレイ化する方法!古いPCでも可能【無料・簡単】

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】 お役立ち情報

在宅勤務、テレワーク、記事、レポート、分析作業などをノートパソコンで行っていると、もう一画面をあれば効率的なのに!!と思うことありませんか?ウインドウを開いて閉じて、ウインドウを切り替えて・・・、1クリックで行えますが何回も行うことで、かなりの時間を無駄にしてしまいます。

使用しなくなった古いテレビが家にあれば、外部入力端子(HDMIなど)を使用することで簡単にモニター代わりにすることができます。しかし、テレビの買い替えの多くは故障に伴い買い替えるという場合が多く家に無いですよね。

他にモニター代わりになりそうなものと言えば、「使わなくなった古いノートパソコン」が思いつきますよね。しかし、ノートパソコンの端子は「出力専用」となり「入力」は基本的にはできません。

どうにかノートパソコンをサブディスプレイとして使用できないか?というあなたの、その悩みを解決します。

 

本記事では、家に余っている古いノートパソコンなどを、サブディスプレイにする4つの方法。また、無料で簡単にサブディスプレイ化する方法を紹介します。

 

 

サブディスプレイ化するにはどんな方法がある?

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

簡単に行う方法としては4つあります。無料で行う方法以外にも、ケーブル購入するなど、有料でできる方法があります。それぞれ、メリット・デメリットがありますので、ご自身に最適の方法を見つけましょう。

方法1. 【無料】Windows10の「接続」アプリを使う
方法2. 【無料】フリーソフト「spacedesk」を使う
方法3. 【有料】HDMIキャプチャーデバイスを使う
方法4. 【有料】リンクケーブルを使う

次で、4つの方法について少し詳しく説明します。

「ホスト、クライアント」と表記すると分からない人もいると思いますので、以降から以下表記とします。
メインで使用するパソコン:パソコン(拡張したい側)
モニターで使用するパソコン:パソコン(モニターにする側)

 

方法1. 【無料】Windows10の「接続」アプリを使う

Windows10のOSに標準搭載されている「接続」アプリを使用し、「ワイヤレスディスプレイ」として、ノートパソコンをモニターにする方法です。標準アプリを使用するため無料で実施できます。

パソコン(拡張したい側)とパソコン(モニターにする側)の双方のOSがWindows10である必要があります。Wiodows10のOSのエディションについては、どのエディションでも大丈夫です。

もう一点確認すべき点があります。Windows10の「接続」アプリは、パソコンに搭載されている「Miracast(ミラキャスト)」機能を利用しワイヤレスで映像を飛ばします。

つまり、パソコン(拡張したい側)とパソコン(モニターにする側)の双方で、「Miracast(ミラキャスト)」機能に対応している必要があります。

パソコン(拡張したい側)は購入したばかりで最新だけど、パソコン(モニターにする側)は購入から5年以上経過しており古い場合だと「Miracast(ミラキャスト)」に対応していないことでサブディスプレイ化できない場合が多いです。

 

方法2. 【無料】フリーソフト「spacedesk」を使う

フリーソフトの「spacedesk」を使用し、「ワイヤレスディスプレイ」として、ノートパソコンをモニターにする方法です。フリーソフトなので無料で利用できます。

WindowsOSは7/8.1/10に対応しており古いノートパソコンでも問題なく使用することができます。また、ノートパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットもアプリを入れることでモニターにすることもできます。(最大4台までは拡張できることを確認)

タッチパネル対応しているパソコン(モニターにする側)であれば、タッチパネル操作も問題なく動作します。スマートフォンやタブレットももちろんタッチ操作可能です。

Wi-Fiを利用し映像を飛ばすので、家の中で同じWi-Fiに接続していればソフトをインストールするだけで利用できます。インストール後に煩わしい設定は一切ありません。

 

方法3. 【有料】HDMIキャプチャーデバイスを使う

HDMIキャプチャーデバイスを利用して「サブディスプレイ」として、ノートパソコンをモニターにする方法です。HDMIケーブル以外にも、当たり前ですがHDMIキャプチャーデバイスを用意する必要があります。

パソコン(モニターにする側)とHDMIケーブルの間に取り付けることで、パソコン(拡張したい側)の映像を転送することができます。主に、Youtubeでゲーム実況などされている人が、ゲーム画面をパソコンに転送するために利用されているモノになります。

キャプチャーデバイスは様々な種類があり、ドライバーのインストールが必要・不要だったり、HDMIからUSBに変換が可能なモノなどがあります。性能が上がれば上がる程値段も高額になります。

キャプチャーデバイスは、あくまで映像を転送するだけなので、ディスプレイのタッチ操作は無効になります。キャプチャーデバイスでタッチパネル対応のパソコンへ映像を転送した場合はタッチ操作はできません。

使用するキャプチャーデバイスにもよりますが、HDMIケーブルにプラスしてキャプチャーデバイスを追加する形になるので少しかさばり気になるかもしれません。

 

方法4. 【有料】リンクケーブルを使う

リンクケーブルを利用して「サブディスプレイ」として、ノートパソコンをモニターにする方法です。2台のパソコンを1台のように使えるようにする両端がUSBになっているケーブルになります。

パソコン(拡張したい側)とパソコン(モニターにする側)の双方をリンクケーブル繋ぐだけで、サブディスプレイとすることができます。設定でサブディスプレイにするパソコンを簡単に切り替えることもできます。

パソコン(モニターにする側)とHDMIケーブルの間に取り付けることで、パソコン(拡張したい側)の映像を転送することができます。普段ノートパソコンを2台使用していて、一時的にサブディスプレイとして使いたい人に向いていると言えます。

また”2台のパソコンを1台のように”という文字通り2台のパソコンを1つのマウスで操作することができます。もちろんパソコン間のファイルの移動もドラッグすることで移動することができます。

 

無料でサブディスプレイ化する方法の手順

ノートパソコンをサブディスプレイ化するにあたり、いきなりお金をかけて実施するのはあまりおすすめしません。一度無料でできる方法を試してみてから検討しましょう

前述で紹介した通り、パソコンのOSや機能によりサブディスプレイ化の方法が異なります。ご自身の環境に合う方法を実施して下さい。

【参考】Miracast(ミラキャスト)機能の対応可否
古いパソコン:2015年以前の製品(Miracast(ミラキャスト)機能非対応)
新しいパソコン:2015年以降の製品(Miracast(ミラキャスト)機能対応)
Miracast(ミラキャスト)機能の対応可否で方法が異なります。あくまで目安なので以降の手順で確認して下さい。対応可否の確認も含め“1. Windows10の「接続」アプリを使う”から実施されることをおすすめします。

無料でノートパソコンをサブディスプレイ化できる以下2つの方法の手順を紹介します。

1. Windows10の「接続」アプリを使う(推奨:新しいパソコン)
2. フリーソフト「spacedesk」を使う(推奨:古いパソコン)

 

1. Windows10の「接続」アプリを使う手順

パソコン(拡張したい側)とパソコン(モニターにする側)の双方のOSがWindows10の必要があります。

 

パソコン(モニターにする側)の設定

①Windowsのスタートから「設定」を開き、「システム」⇒「この PC へのプロジェクション」から「どこでも使える」を選択します。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

この項目の上部に「引き続き機能の決定に取り組んでいます」と表示され、グレーアウトされて設定が行えない場合は、本手順でサブディスプレイ化することはできません。
次の“2. フリーソフト「spacedesk」を使う手順”でサブディスプレイ化を行って下さい。

 

パソコン(拡張したい側)の設定

①Windowsのスタートから「設定」を開き、「システム」⇒「ディスプレイ」から「ワイヤレスディスプレイに接続する」を選択します。

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②「接続する」に接続可能なデバイス名が表示されるので、モニターにするデバイスを選択します。

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③マルチディスプレイの複数のディスプレイで、「表示画面を拡張する」を選択します。

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④「ディスプレイの設定を維持しますか?」と表示されるので、「変更の維持」を選択します。

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⑤追加されたディスプレイを選択します。

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⑥「ディスプレイの解像度」で解像度を合わせます。

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⑦「ディスプレイの設定を維持しますか?」と表示されるので、「変更の維持」を選択します。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

2. フリーソフト「spacedesk」を使う手順

「spacedesk」は、パソコン/スマートフォン/タブレットをモニターにすることができるフリーソフトです。

 

パソコン(拡張したい側)の設定

①公式サイトへアクセスし、「DAWNLOAD NOW」をクリックします。

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②”SPACEDESK DRIVER SOFTWARE FOR WINDOWS PRIMARY PC (SERVER)”の中の、自身のパソコンに合うモノをダウンロードし、インストールします。
※インストールの中で”Add~”という☑の項目がありますが、そのままで大丈夫です。Windowsファイアウォールに引っ掛からないようにするための☑です。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

③インストールが完了し、起動するとこの画面が表示されます。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

④「Network Connections」をクリックします。現在は、「No remote connection」となっておりモニターにするパソコン側と接続が確立できると表示されます。

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パソコン(モニターにする側)の設定

①公式サイトへアクセスし、「DAWNLOAD NOW」をクリックします。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

②”SPACEDESK VIEWER SOFTWARE FOR SECONDARY MACHINE (CLIENT)”の中の、自身のパソコンに合うモノをダウンロードし、インストールします。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

③インストールが完了し、起動するとこの画面が表示されます。クリックすると接続されてサブディスプレイになります。

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④マルチディスプレイの複数のディスプレイで、「表示画面を拡張する」を選択します。

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⑤「ディスプレイの設定を維持しますか?」と表示されるので、「変更の維持」を選択します。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

⑥追加されたディスプレイを選択します。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

⑦「ディスプレイの解像度」で解像度を合わせます。

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⑧「ディスプレイの設定を維持しますか?」と表示されるので、「変更の維持」を選択します。

ノートPCをサブディスプレイ化!古いPCでも無料で行う方法【簡単】

 

ワイヤレス接続でディスプレイにしているので、少し遅延が発生します。気になる人は回線が遅すぎるのが原因の可能性が高いです。どうしても気になる場合はWi-Fiではなく有線接続にすることで、ほぼ遅延は無くなります。

 

 

まとめ

今回の記事をまとめます。

・ノートパソコンはサブディスプレイにできる。
・サブディスプレイにするのに無料と有料の方法がある。
・ケーブルでサブディスプレイするとモノーによってはかさばる。
・パソコンが新しとWindowsの機能でワイヤレスディスプレイ化できる。
・パソコンが古い場合は、フリーソフトでワイヤレスディスプレイ化が可能。
・ワイヤレスディスプレイでも意外と快適。

 

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