ノートパソコンでゲームをしたい!でも、ノートパソコンでゲームをするのは厳しいって聞いたことあるし・・・と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ノートパソコンでゲームしかしないという人は”ゲーミング用ノートパソコン”を購入する人が多いです。ゲームをメインとしてノートパソコンを検討している人は迷わず購入して当然です。
しかし、一般的に”ちょっとゲームがしたい”、”ゲームもできたらいいな”、”ゲームできるならやりたい”という人の場合は、ゲーミング用ノートパソコンは価格も高く中々買うのには躊躇してしまいますよね。
本記事では、ノートパソコンでゲームをするのは厳しいのか?何が厳しい原因なのか、厳しいと言われる理由について紹介します。
ノートパソコンでゲームをするのは厳しい5つの理由
ノートパソコンでゲームをするのは厳しい理由は5つあります。デスクトップパソコンと比較すると、低スペックにも関わらずノートパソコンというだけでかなり高額になってしまいます。また、色々と懸念される点が多数あります。
パソコンのゲームといえば、「モンスターハンター」「フォートナイト」「ファイナルファンタジー」など色々とあります。年々パソコンの性能が向上するとともに、パソコンに求められるスペックも上がってきています。
例えば、モンスターハンターの最低環境は以下となります。
OS | WINDOWS® 7, 8, 8.1, 10 (64-BIT 必須) |
---|---|
プロセッサー | Intel® Core™ i5-4460, 3.20GHz or AMD FX™-6300 |
メモリー | 8GB RAM |
ストレージ | 20GB以上の空き容量 |
グラフィック | NVIDIA® GeForce® GTX 760 or AMD Radeon™ R7 260x (VRAM 2GB以上) |
DirectX | Version 11 |
サウンドカード | DirectSound対応(DirectX® 9.0c以上) |
備考 | グラフィック「低」設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能。 |
(引用:モンスターハンター公式HP)
最低環境でこのスペックです。ゲーミング用パソコンでない限り、スペックを満たすのは厳しいです。とはいえ、全く動作しないという訳ではありません。公式として最低環境のスペックがないと快適にはゲームができないよという基準なだけです。
“ノートパソコンだから少しカクカクするのはしょうがない”なんとか動けば問題ないという人も少なからずいるので目安として公開されています。
動作スペック含め、それ以外にゲームが厳しい理由があります。ノートパソコンでゲームをするのは厳しい理由について解説していきます。
高負荷による発熱で故障しやすい
ノートパソコンはデスクトップパソコンのように高負荷の処理をし続けるように設計されていません。設計ミスということではありません。
新品のノートパソコンであれば高負荷をかけて使用していても設計の範囲内なので問題はありません。パソコンはCPUなどの「熱」の温度を下げるために、ファンで排熱を行いますが年数が経過するにつれ、内部にホコリが溜まってしまいます。
内部にホコリが溜まると排熱効果が低下してしまい最終的に故障の原因になります。
また、室内の温度もノートパソコンの場合影響してきます。なぜなら、必要最低限で設計されているので、夏場の暑い環境の中で高負荷な処理をし続けることは想定されていないからです。
デスクトップパソコンであれば、ケースを開けて簡単にホコリを取り除くことが可能ですがノートパソコンではできません。ゲームで高負荷な処理をし続けることで、内部にホコリが溜まり続け性能が低下していき、いづれ熱暴走を起こし故障してしまいます。
重く持ち運びに向かない
ノートパソコンでゲームをするには、快適とは言えませんが最低15インチ以上はないとゲームの文字が小さく見えません。
目が良ければ見える見えないという話ではありません。ノートパソコンの画面モニターはゲーム用に高解像度の画面モニターは搭載されていません。
また、最高画質でゲームをすることは厳しいので画質を下げてゲームをする必要があり、映像が荒くなってしまいます。画面モニターが小さいうえに、映像も荒くなるので文字などが見づらくなってしまうのです。
つまり、ノートパソコンでゲームをするには、ノートパソコンの中でも”大きいサイズ”を選ぶ必要があります。ノートパソコンとはいえ、15インチ前後で2~3kgと結構な重量です。サイズが大きくなることで重量はさらに増し3~4kgになるため重すぎて、持ち運びに向きません。
グラフィックボードが非搭載
ノートパソコンには「グラフィックボード」が搭載されていません。これが、ノートパソコンでゲームをするのが厳しい一番の理由とも言えます。
ノートパソコンには、グラフィックボードが搭載されていないので「GPU」で画像・映像の処理を行っています。グラフィックボードのように、ゲームのグラフィックを処理を行えるほど高性能ではありません。
ゲームの設定を”最低画質”にすることで、プレイできるゲームもありますが、処理が追い付かず画面がカクカクしてしまいゲームをまとも行えない可能性が高いです。
デスクトップパソコンでは、比較的に標準で搭載されているグラフィックボードですが、ゲームをするには必須となります。しかし、ノートパソコンには標準搭載されおらず、後で取り付けるということもできないため、一般的にノートパソコンでゲームをするのは厳しいと言われています。
拡張性がない
ノートパソコンはCPUをはじめ、メモリなどパソコンの性能を左右する部品を交換をすることができません。一部交換できるものも有りますが、制限があったりして、コストをかけたわりに全然性能は上がりません。。
パソコンの性能は毎年驚くべきスピードで高性能になります。去年20万円で買ったパソコンよりも、今年買った10万円のノートパソコンの方が高性能ということも良くある話です。
デスクトップパソコンなら、性能が向上した部品だけを交換すればよいですが、ノートパソコンは部品交換ができないので、ノートパソコンの本体を丸ごと買い替えが必要となります。
毎年パソコンの性能が向上することで、ゲームで必要とされるスペックの要求も徐々に上がります。その都度ゲームの最低動作環境スペックのノートパソコンを買い替える必要がありゲームをするのは厳しいと言えます。
パソコンが故障したら終わり
ノートパソコンはパーツ単位で交換をすることができません。キーボードが故障しても、ディスプレイが故障しても、電源が故障しても基本的に自分で交換することはできません。
ノートパソコンでどこかが故障した場合には、メーカーなどに修理に出す必要があります。故障個所によっては高額となりパソコンを新しく買った方が安い場合も多々あります。
コストパフォーマンス、性能の面から見ても、ノートパソコンでゲームをすることは厳しいということです。
コストパフォーマンスが悪い
総合的に判断して、ノートパソコンでゲームをすることは厳しいということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
デスクトップパソコンであれば、部品交換で性能を向上させたり、故障して部品を交換したり、自分で簡単に行うことができます。
ノートパソコンの場合は、それができないので都度ノートパソコンの本体ごと買い替える必要がありコストパフォーマンスがとても悪いです。
お金に余裕がある人は良いですが、余裕のない人はノートパソコンでゲームをするのは諦めることをおすすめします。または、用途に合ったスペックの安いノートパソコンを購入し、ゲーム用のデスクトップパソコンを別で購入した方が良いです。
まとめ
今回の記事をまとめます。
・ノートパソコンのサイズが大きくなり持ち運びに不向き。
・グラフィックボードがないのが致命的。
・CPUなど性能を左右する部品の交換ができない。
・故障した際に、本体ごと買い替えが必要になる。
・コスパが最悪。用途に合わせて別々に購入しよう。
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